眼精疲労について

眼精疲労の原因は次の4つです。
原因 1  目になにか病気が起きている
◆ 近視・乱視・老眼やその矯正不良
近視・乱視・老眼が進むと眼球の内部では、なんとか網膜(フィルム)にピントを合わせようとして、水晶体(レンズ)の厚さを調節する筋肉(毛様体筋の緊張が続きます。そして、実際に視力が低下してくると、今度は目を凝らしたり、首を前に出す姿勢になります。
それらの結果、目が疲れ、首筋や肩が凝ったりします。メガネやコンタクトレンズが合っていないために眼精疲労が起きることも少なくありません。
◆ ドライアイ
眼球の表面(角膜〈かくまく〉や結膜〈けつまく〉)が乾燥する病気です。VDT症候群(コラム参照)など、目を酷使する人がなりやすく、しばしば眼精疲労を伴います。
◆ 緑内障
網膜の視神経が障害されて視野が狭くなる(見える範囲が狭くなる)病気です。しっかり治療せずにいると、失明することもあります。緑内障の患者さんは眼圧(眼球の内圧)が高い人が多く、眼圧が高いときには頭痛が起きやすくなります。
◆ 白内障やその手術の影響
白内障は水晶体が濁る病気です。そのために視力が低下したり、まぶしさを感じたりして、眼精疲労の原因となります。白内障は手術で治せますが、手術後に少し見え方が変わるので、それが眼精疲労を起こすこともあります。
◆ 斜視・斜位
物を見るときには両眼が連動して動き、わずかに寄り目になって視線を一点に合わせます。両目の視線が一致せずに左右別々の方角を向いてしまうことを斜視といい、眼精疲労の原因になります。斜位とは、物を見るときには視線が一致するものの、視線を合わす対象がない場合(例えば真っ暗な闇の中や目を閉じたときなど)に、左右の眼が別々の方角を向いていることです。物を見る際に、左右の視線を合わせる努力を強いられることになり、眼精疲労が起きます。
◆ 眼瞼下垂〈がんけんかすい〉
まぶた(眼瞼)が垂れ下がってくる病気です。視野の上のほうが見えなくなるので、物を見るときに頭を後ろへ反らすなどしなければならず、眼精疲労の原因になります。
原因 2  からだの病気が目に現れている
かぜやインフルエンザ、更年期障害、自律神経失調症、虫歯や歯周病、耳や鼻の病気などで眼精疲労になることが多く、その他の病気でも眼精疲労が起こり得ます。
原因 3  目の使い過ぎや‘視環境’の問題
あたり前のことですが、目は使えば使うほど疲れます。社会の情報化が加速度的に進み、目を使う環境‘視環境’は、ますます過酷になるばかりです。近年では、シックハウス症候群(住居の建材に含まれる化学物質などの影響による体調不良)と眼精疲労の関係も指摘されています。
原因 4  精神的なストレスの影響
ストレスが強くなると、その影響は、不安感が異常に強まる、イライラして落ち着かない、眠れないといった精神的なことに現れる一方で、からだに対しても、高血圧、血行不良、胃潰瘍といった多様な病気を引き起こします。その一つとして、眼精疲労が起こることがあります。
原因がいくつか重なって症状が悪化する
以上のように、眼精疲労には四つの大きな原因があります。ただしこれらの一つだけしか該当しないときには、眼疲労は起きても眼精疲労にはあまりなりません。眼疲労を起こすいくつかの小さな原因が重なり合って目の負担が増え、眼精疲労になります。ですから、原因と思われる病気を治したのに眼精疲労が治らないことも少なくありません。
眼精疲労は、何らかの手を打たなければ、仕事や環境が変わるといった生活の変化がない限り、自然には治りません。不快な症状がいつまでも続き、その症状がさらに状態を悪化させることもあります。さらに、背後に目やからだの病気が隠れている可能性も考えられます。ですから「ただの目の疲れ」などと軽く考えず、なるべく早く診察を受け、対策を立てることが必要です。視力回復装置「アイパワー」がそのお手伝いをします。
■VDT症候群と眼精疲労■
画像情報端末-英語でVisual Display Terminal(略してVDT)。このVDTが現代人の眼精疲労に大きくかかわっています。VDTがテレビと異なるのは、画面の隅々から必要な情報を探し出し、その意味を理解し、それに対する指令を入力し、入力した内容や文字が間違っていないか確認後に実行してその反応を確かめるという、一連の作業を伴う点です。目の疲れは、テレビを見ているのと比べものになりません。VDT作業中はまばたきの回数が極端に減ります。その結果、涙が蒸発してドライアイになりやすくなります。ドライアイも眼精疲労の主要原因の一つです。環境を見直すことが一番ですが、環境はなかなかすぐには変えられないもの。そんな時は、視力回復装置「アイパワー」がお役にたちます。